広島 夏の風習 盆燈篭

皆さまこんにちは、広島にある多山文具の山本です。

 

いよいよ夏本番ですね!

今回は「オエステ会員のいる町」ということで、広島のとある夏の風習について書こうと思います。

 

皆さまは『盆燈籠(ぼんとうろう)』というものをご存知でしょうか?

(引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%86%E7%87%88%E7%B1%A0

 

なにやらカラフルなものが……

これが『盆燈籠』です。

 

実は、この盆燈籠はお盆になるとお墓にお供えするものなのです。

しかも1本ではありません、ほとんどのお墓では一基につき何本かお供えします。

 

そのため、広島ではお盆にお墓参りに行くと、こんな風景を見ることができます。

(引用元:https://hiroshima-welcome.jp/spot/89/

 

とっても賑やかですよね!

他県ではあまり見られない光景ですので、他県からお盆休みに遊びに来る親戚はいつも盆燈籠の写真を撮っていきます(笑)

 

この盆燈籠の風習は、広島県西部を中心に香川県中部などでもみられるもので、

もともとは浄土真宗本願寺派の安芸門徒(あきもんと)の信徒たちが広めた風習と言われています。

 

今では宗派に関係なく広まっていて、たくさんの墓地で盆燈籠がお供えしてあります。

とても広まっている風習なので、お盆が近くなるとスーパーやコンビニでも盆燈籠が売っています。

ちなみに、カラフルな盆燈籠に混ざって真っ白な盆燈籠もありますが、真っ白な盆灯籠は初盆(新盆)の方にお供えします。

 

広島で見られるカラフルな盆灯籠は、ご先祖さまを大切にする風習なんですね。

 

お盆休みに広島にいらっしゃった際には、ぜひ広島の夏をご覧ください。

 

(お盆休みは特に暑いですので、熱中症などに皆さまお気を付けください!)

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