色鉛筆の特徴と違いについて
新年あけましておめでとうございます。多山文具の加藤です。
平成も最後の年となりましたが、消費税アップなど特別な年になりそうですね。
今回の題材内容ですが、筆記具ネタということで考えていると、子供の宿題で絵本を創るというのがあり色鉛筆で塗っているところ見たので文章にしてみました。
【色鉛筆について】
同じ“鉛筆”でも、普通の黒い鉛筆と色鉛筆は全く違うものなのです。
鉛筆の芯は黒鉛と粘土を混ぜたものを焼き固めて作りますが、色鉛筆の芯は顔料や染料といった色の元になる原料にロウ(ワックス)やタルク(滑石)などを加えて混ぜたものを乾燥させて作ります。なので、黒鉛から作られる鉛筆は黒色だけしか作れませんが、色鉛筆は絵の具のようにたくさんの色が作れるのです。
また、色鉛筆のほとんどが消しゴムでは消せないのも、この材料の違いによるものです。色を何度も塗り直して試しながら塗りたい!という方は、「消せる」「消える」と書かれた色鉛筆を選ぶことをオススメします。
【色鉛筆にも油性と水性がある】
ボールペンのインクには油性や水性があり、近年は油性と水性の中間のようなゲル(ジェル)インキや、強くこすると無色透明になるインクなども登場してきました。
でも、実は色鉛筆にもボールペンのように油性と水性があるのをご存知ですか?
ほとんどの色鉛筆は油性で、一般的に「水彩色鉛筆」と呼ばれている水に溶けるものが水性です。
今回は、油性色鉛筆と水性色鉛筆の特長について、それぞれご紹介します。
- 油性色鉛筆の特長●
・油性色鉛筆は芯が軟らかいので、書き味はとてもなめらか。
・発色はとても鮮やかで、塗り重ねても色が濁りにくい。
・価格がリーズナブルなものも多いので、気軽に始めやすい。
- 水性色鉛筆の特長●
・芯が硬めなので、芯を尖らせて細かく塗ることができる
・水に溶けるので、水性色鉛筆で塗ったあとに水筆でなぞったり、逆に水筆を水性色鉛筆の先に付けてから塗るったり、一本で様々なタッチが楽しめる。
油性と水性の特長を知れば、目的や用途に合わせて使い分けたり組み合わせたりして使うこともできます。
例えば、絵を描くのにもグラデーションをつけて塗りたいところには水性を、鮮やかにハッキリと残したいところには油性を使うなど、色鉛筆の使い方は無限にあります!
お子様から大人まで誰でも楽しめる色鉛筆で、ぜひ2019年を彩ってみてはいかがですか?
広島市の本通商店街に位置する、本通ヒルズ店を旗艦店とし、他、県内外にその地域の特性に合わせ、それぞれ特徴のある店を4店舗展開しております。
専門性を維持しながら、新製品や話題の商品などをご提案とより良い接客でお客様にご満足いただき、「文具は多山文具で!」と言われるように地元に愛される店舗を目指しております。