オエステ会とは

オエステ会 会長ごあいさつ

この度、今本会長(山口県・クロスランド)よりオエステ会の会長を引き継ぎました、多山でございます。
今本会長は2020年1月より会長として6年にわたり会を力強く牽引され、そのご尽力とご功績に深く感謝申し上げます。
これまで三代にわたり歴代会長の皆様が築き、丁寧に紡いでこられた歴史と想いをしっかりと受け止め、次の新会長へと安心してバトンをお渡しできるよう、任期の間は微力ながらも全力で務めてまいる所存です。

近年の長引く円安と原材料価格の高騰の影響、物価高に伴う生活者の節約志向、そして人手不足が常態化する一方で、インバウンド需要は引き続き堅調に推移し、訪日観光客による消費が各地の経済を支える構図が定着しつつあります。日本の小売業を取り巻く環境は依然として厳しさを増しており、店舗運営ひとつをとっても、従来の延長線では通用しない局面が増え、小売の在り方そのものに懸念を感じ続けたように思います。また、生成AI技術の急速な実用化により、私たちの生活でもどんどん使われ、仕事や業務のやり方も見直しが迫られているように感じております。

そのような中でも、文具という商品は不思議な魅力を持ち続けています。日本の文具は世界に誇る品質・機能性・デザイン性を備え、暮らしを豊かにし、創造性を刺激する力があります。テレワークやデジタル化が進む中においても、手書きの価値やアナログならではの心地よさを改めて見直す動きが年々強まっており、文具専門店には「商品を売る」以上の価値を伝える使命がより求められていると感じます。
地域のお客様に寄り添い、選ぶ楽しさ、使う喜びを伝え、時には学びの場やコミュニティとしての役割を担う。そんな“店ならではの価値”を高めていくことが、私たち専門店の未来を築く鍵になると考えています。

オエステ会は、2009年の発足以来、西日本の文具専門店10社が同じ志のもとに集い、学び合い、刺激し合いながらここまで歴史を積み重ねてきました。この会の根底にあるのは、仲間と共に成長し、業界を盛り上げていこうという熱い想いです。
今後もオエステ会は会員同士の知見共有や共同企画を一層推進し、文具業界に新しい刺激と活力をもたらす存在であり続けたいと思っております。変化の大きい時代だからこそ、互いに学び、挑戦し、地域の文具文化を守り育てていくことが重要です。私も微力ながら、その一助となれるよう、心新たに取り組んで参る所存です。
今後ともオエステ会並びに会員各社へ、これまで以上のご愛顧と、皆様のご指導ご鞭撻を賜れますよう、心よりお願い申し上げます。

オエステ会会長 多山拓郎 (広島県・多山文具)