新米ママさんの入学準備をお手伝い。「かきかた鉛筆」選び方のポイントをお伝えします!
こんにちは、寒さが苦手で冬眠状態の石丸文行堂の西田です。冷え込みが厳しくなりました。西日本でも雪が降り積もる季節となりましたので、外出の際には十分気をつけてお過ごしください。
4月の入学式に向けて入学準備をスタートなさるママさんも多いのではないでしょうか。店頭でも学校説明会のプリントを片手に悩まれていらっしゃる姿をお見かけする機会が増えてきました。特に初めて経験なさる新米ママさんにとっては、準備品選びで頭が痛いことと思います。そこで今回は「かきかた鉛筆」選びのポイントをお伝えします。
【かきかた鉛筆とは】低学年のお子様たちの小さな手で握力が少なくてもしっかりと筆記できるように濃く軟らかい芯(B・2B)の鉛筆のことです。文房具店では、これからのシーズン新入学コーナーに集められていますのでわかりやすいです。
【選び方のポイント①】一つ目は硬度です。硬度とは鉛筆の芯の硬さ=濃さの統一基準を指します。新入学児童用ではBか2Bを指定されている学校が多いと思います。硬度表記に使われているHはハード(かたい)、Bはブラック(黒い)の略字で、Hの数字が多いほど薄く硬い芯を示し、反対にBの数字が多いほど濃く軟らかい芯を示します。ですからBと2Bでは2Bの方がより軟らかく濃い芯が用いられていることになります。特別にご指定が無いようでしたら上記のどちらかの硬度でお選びになると間違いありません。
【選び方のポイント②】二つ目は軸の形状です。六角軸・三角軸が一般的ですが、これは3本の指で鉛筆を持つために3の倍数の方が持ちやすいためと机の上で転がらないようにとの意味があります。低学年では持ち方の練習も兼ねていますので、文房具店で握り比べて持ちやすい形状をお選びいただいたり、最初から1ダースご購入なさらずに3本パックなど少量でお求めになられて試してみるのもオススメです。
【保管場所】入学時はお祝いで戴く場合もあり 数ダースになってしまうケースもあります。鉛筆は天然素材を用いていますので環境の影響を受けやすいことをお忘れなく。箱に入れて引き出しの中など温度が一定で湿気の少ない場所で保管してください。カビが生えたり芯がもろくなったりする場合もございますのでご注意を。(冒頭写真の三菱ハイユニのあたまの部分(天冠)のポッチは 単に装飾だけでなく端からの湿気の流入を防ぎ芯周りのカビを抑える効果もあります)
いかがでしたか。
まずは基本のポイントをしっかりとおさえていただきお選びくださいね。それと、ご入学までに鉛筆の使い方に馴染んでいただくとお子様にとっても心の余裕が保て安心です。お早めにお使いいただいくことをオススメいたします。鉛筆は文字を書いたり絵を描くために 自分で削ります。使いやすいようにカスタマイズするツールとの最初の出会いでもあります。まずは使いやすさを基準にお選びください。
最後にママさんの一番のお悩みであるお名前書きも、お名前シールや直接お名前を刻印するサービスでお手伝いできますので、店頭のスタッフにお気軽にお申し付けくださいませ。
それでは皆様 、文具との楽しい日々をお過ごしください。

1883年創業。長崎の本店は、全7フロアで高級万年筆から専門画材まで約5万点を幅広く取り揃えています。1階には地元のイイモノを揃えた「長崎マルシェJimo」ストアあり。オリジナル商品「長崎美景」「カラーバーインク」はオンラインストアで購入可(2019年5月現在5店舗)