文房具も方言があり、商品名も様々!
こんにちは文具マイスターパピアの隅田です。今回は文房具の呼び名にスポットをあててみたいと思います。
一般にはダブルクリップですがターンクリップ、バインダークリップなど呼び名は様々です。どのエリアでどう呼ばれているかは詳しく存じ上げませんが、私が東京で就職しておりました会社ではターンクリップと呼ばれおりました。商品パッケージ、カタログ掲載の呼び名はすべてダブルクリップですが、ウィキペディアではターンクリップが主呼称で出ております。クリップ上部をターンするのでターンクリップ、形状がWの形なのでダブルクリップを語源としておりますが、皆様はどのように呼ばれてますか?
次に一般には用箋挟です。当店にお越しになられるお客様の大半は「バインダーありますか」と聞かれます。バインダーを紐解けば文書や資料を保存する文房具の一種とされ、バインダークリップ、用箋挟を含むらしいです。用箋挟を紐解けばクリップボード、ペーパーホルダー、紙挟みなどこれも様々な呼称を持っております。
さて今回の本題は模造紙です。模造紙とは大蔵省印刷局の局紙をまねた紙が外国で作られ、これを模した紙が日本で製造され模造した紙で模造紙と呼ばれるようになったそうです。紙としては上質紙のことで規格は四六判サイズ(1091mmX788mm)のものを指しております。
さて我が香川県ではいかに呼ばれているかご存知でしょうか?四国中央市から香川県にかけて(範囲は諸説ありますが)「とりのこ用紙」と呼ばれております。これは雁皮やミツマタを主材料とする和紙「鳥の子紙」があり、この和紙に対抗する洋紙として作られた紙なので「とりのこ用紙」と呼ばれるようになったそうです。
また他県では愛知、岐阜では「B紙」、新潟では「大洋紙」、富山では「ガンビ」など地方によっては名称が変わるそうです。
さらに藁半紙も香川県では「試験用紙」と呼んでおります。
場所が変われば呼び名が変わることが文房具にもあることをご存知でしたか?ひょっとすると皆様の県では当たり前の呼び名が全国では違うものがまだまだあるかもしれません。またこのようなネタが見つかった際にはご紹介させていただきます。
文化の風かおり 光かがやく 瀬戸の都・高松の郊外レインボーロードにロードサイド店として2000年オープン。年齢を問わず幅広いお客様のニーズに応えられる文具専門店を目指しております。是非、一度お立寄りいただき、お客様のシーンにピッタリの文房具をお探しください。