文房具マメ知識~ボールペン選びに迷ったら?~

こんにちは、四国トラステックの鴨田です。
さてさて、みなさんはボールペンを買うときにどのように選んでいますか?
実は先日、当店の折り込みチラシを制作していて、
かなり色んなボールペンが発売されているなと改めて思ったのです。
「これは相当分かりにくいぞ」と。

そのようなわけで、今回は文房具のマメ知識としてボールペンについて取り上げてみようと思います。
マメと言ってもそらまめサイズになってしまうかもしれませんが…
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書き味が良いとか書きやすいとかというと、
今はそういったものが各メーカーさんからたくさん発売されています。
いやあ、日本の技術はすばらしい!
しかしそうなると、書き味もデザインももはや好みの問題かなと思います。
ですから、ここではインクの違いに焦点を当てていきます。
(インクの成分とかじゃないですよ!)
今はインクの種類も増えて何を買ったら良いのか分かりづらいのが現状ですよね。

―まずは大きく分けてこの3つ!―

①油性インク(三菱鉛筆 ジェットストリームなど)
乾きが早く、プラスチックなど比較的いろんな素材に書けます。
水に強く落ちにくいため衣類に付くと厄介ですが、
高い耐久性から公文書など大切な書類を書くために一家に一本は欲しい存在です。
最近の油性ボールは低粘度インクでサラサラ書けるものが多いですね。
筆圧の強い人にはこちらがオススメ。

②水性インク(ぺんてる ボールぺんてるなど)
水のようなサラリとしたインクです。
インクが付きやすく書き味もなめらかでインクが固まりにくい。
水には弱い傾向があり、紙によってはにじんでしまうかもしれません。
発色が鮮やかなものが多くイラストや流行の大人のぬり絵にもオススメです。
筆圧の弱い人にはこちらがオススメ。

③ゲルインク(ゼブラ サラサなど)
水性の顔料インクを改良したボールペン。
油性と水性の良いとこどりのような存在でなめらかに書ける上にじみみくい。
水にも比較的強い性質を持っています。
こちらも筆圧の弱い人に。
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―さらに…―

【染料】という表示があるものは、紙に染み込むサラサラインクです。
水には弱くにじみやすいものの発色は抜群!

【顔料】という表示があるものは、紙には染み込みません。
ですから、水に強く耐久性が高めです。
(実際は「顔料」の方に表示があることが多いです。)
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―そして特殊なインク―

①フリクションインキ
消せるボールペンとして人気のパイロットのフリクションボールペンに使用されるインク。
使用感はゲルインクですが専用ラバーで擦ると摩擦による高温で消える仕組みです。
温度で消えてしまうので公文書には使用しないでくださいね。

②エマルジョンインク
本来混ざり合わない油性インクと水性インクを融合させた新タイプインク。
ゼブラが開発したインクでスラリなどに使用されています。
スラスラ書ける水性インクのような書き味と油性インクの速乾性&耐水性をもっています。
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ちょっとややこしかったかもしれませんね。
どのボールペンもそれぞれ素敵な特長を持っています。
何に使うのか、どんな時に使うのか、色々使い分けるのも楽しいですよ。
実際書いてみるのが一番ですので、ぜひ店頭でご相談くださいませ!
ご自分に合った最高の一本が見つかるといいですね♪

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