普通にスゴイ!ハサミの構造

こんにちは、石丸文行堂の西田です。
今回は「ハサミ」について書いてみます。

「ハサミ」は、良く使う文具の代表格ですが、どうして切れるのかご存知でしょうか。

文字通り「2本の刃ではさんで切る」のですが、直接刃を指先で触っても切れる事はないですよね。
でも使うと切れる。これって結構すごい事なのです。

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じつはハサミの構造は「精密機械」並みなのです。
2枚の刃は、1点のみで交わるように刃の角度や微妙なカーブをつけてありその接点で押し切り進みます。
ですから下手に素人が調整してはいけません。
接点がずれると使い物にならなくなるほどデリケートです。

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さらに使うときにも微妙に加える指先の力加減で「切る」作業ができているんです。
切れの悪いハサミで試すとよくわかるのですが、切り進むには親指で押し、他の指で引きながら左右に微調整しながらでないと切る事ができないはずです。

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これは入社した頃ある刃物のメーカーさんから聞いたのですが、「ハサミを右手用・左手用と分けているのは手の動作が違うからで当然構造も変えています。ですから左利きの人が右手用を無理して使い続けていると左手用で上手く切る事ができなくなる事があるし、右利きの人でも左手で左手用のハサミで切ると問題なく切れます」
なるほど!でした。左利きの私はその場で試したのですが、まさにその通りでした(笑)

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上:右手用 下:左手用
※刃の組み合わせが違うのは、切るときに見やすくするためでもあります。

その精密さは人の手の動きに合わせた設計で進化して来たのです。
なんか奥が深いぞ「ハサミ」。
意外とすごいんじゃないか!

ここ数年のハサミの進化は劇的といっても過言ではございません。
ぜひお近くの文具店で手に取って確かめてみてください。
その切れ味、カタチの進化に驚きがいっぱいです。

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ハサミほどの切れがないブログにお付き合いいただきまことにありがとうございました。
それでは皆様 文具との楽しい日々をお過ごしください。

投稿者プロフィール

石丸文行堂
石丸文行堂異国情緒あふれる長崎を拠点に北部九州に店舗展開している文房具専門店です。
1883年創業。長崎の本店は、カテゴリごとに全7フロアに分かれ、高級万年筆から専門画材まで約5万点を幅広く取り揃えています。また、KITTE博多に展開する「スティロプリュス」はペンと紙製品を中心とした都心型のステーショナリーのセレクトショップです。(2017年6月現在6店舗)

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