文具店TAG筆記具担当がオススメするボールペン~ラミー社スウィフト~

こんにちは。株式会社タケダ事務機 文具店TAG本店の浅井です。

今回は、私のお気に入り筆記具について、お話しさせていただきます。

それは、ラミー社のスウィフトです。

 

ラミー社は、ドイツのメーカーで、筆記具メーカーとしては、かなり特異な存在です。 と言いますのは、1930年設立で、海外のメーカーとしては、かなり新しいのですが、 商品(作品)のデザイナーが、はっきりと明記されている点では、世界で唯一の存在です。

このスウィフトのデザイナーは、ウルフギャング・ファビ アン(Wolfganng Fabian)です。

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日本でも、かなりポピュラーなサファリシリーズのデザイナーでもあります。

私は、初めてスウィフトを手に取ってノックをした瞬間、雷に打たれたのような衝撃を受けました。 なんと!ノックをすると、クリップがボディ内に収納されるのです。

 

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何度も何度も試してみて、その動きのスムーズさに感動し、 どんな構造、仕組みになっているのだろう? 分解してみたいという衝動にかられました。 まだ、その答えは確認できていませんが・・・(笑) そして、その書き心地はといいますと、ローラーボール(水性ボールペン)の見事なまでに滑らかな感触です。

ローラーボールと言えば、それまでは、キャッ プ式のタイプに限られていましたが、 このスウィフトと同時に開発されたローラーボールの替芯LM66は、ドライフリーで、 初めてノック式のローラーボールが、生まれました。

『デザイン』という言葉は、よく誤解されます。 形、形状を表す言葉だと思われがちですが、大きな間違いです。 一言でいいますと『デザイン』とは、商品を創る時の総合プロデュースのようなことです。 形、形状の美しさを考えるのはもちろんですが、さらに機能的なことや、経済的な点等 多くの要素について、総合的に独創的で明確な答えを出すことだと言えます。 そういう意味で、このスウィフトは、素晴らしい『デザイン』の作品です 。

店頭で 接客をしていて、お客様にクレジットのサインをいただく時などに、 このスウィフトをお渡しすることがあります。

すると、何名かの方が、その書き心地の滑らかさに感動されて、 色々と質問をされます。 1本のペンを通じて、お客様とのコミュニケーションができる。 とても嬉しい瞬間です。

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