四国の玄関口高松駅の今は・・・

こんにちは文具マイスターパピアの隅田です。今回のテーマはわが町高松のまた四国の玄関口高松駅のご紹介です。

高松駅は1897年2月に高松、丸亀間の讃岐鉄道の駅として開設されました。1910年には宇高連絡船が就航し、1991年3月宇高連絡船が廃止されるまで本州と高松を連絡船で結び、まさに四国の玄関口としての役割を果たしてまいりました。1991年の廃線間際には、讃岐丸、伊予丸、土佐丸、阿波丸とホバークラフトとびうおが就航しておりました。


宇高連絡船は高松、宇野間を約1時間で結び宇野、岡山間を快速で結び山陽新幹線へとつないでおりました。当時は高松から岡山には約2時間の所要時間を要しました。
連絡船は今では珍しいドラの音の出航合図が鳴り、連絡船階上にはうどん店があり、四国に帰る際には我先にデッキに出て、讃岐うどんに舌鼓を打ったものです。確かメニューはきつねうどんだけだったと記憶しております。今も高松駅には昔を懐かしむ声を反映し、連絡船うどんのお店があります。是非一度ご賞味ください。

今の高松駅舎は四代目で2001年5月に完成しました。三代目駅舎は連絡船のりばがあることから海に隣接しておりましたが、現駅舎はウオータフロント再開発のため、奥にセットバックした位置に移転いたしました。
高松駅は頭端式ホーム(同一平面に2本以上のプラットホームがあり、端が1つにつながって櫛状の形をした駅)で4面9線を有します。予讃線、高徳線の2路線と予讃線経由の土讃線、瀬戸大橋線に運用されております頭端式ホームの日本一の規模は阪急百貨店の梅田駅の10面9線ですが、JRの駅としては全国一の規模となっております。

1日の乗降客は1,991年がピークで、宇高連絡船廃止とともに減少傾向にあります。平成29年の国土交通省の駅別乗降客数は高松駅25664人、徳島駅16374人、松山駅14270人、高知駅10552人の順番で今もなお四国の玄関口の役割をなしております。
現在、私も高松駅を利用しますがその大半は瀬戸大橋線です。快速マリンライナーが運行し岡山まで約1時間の所要時間です。

5両編成で1両目は2階建て展望車で上層がグリーン車、下層が指定席車、2両目からは自由席となっております。また瀬戸大橋線には、今は全国的にも珍しい寝台特急サンライズ瀬戸も運行してます。
最後にこれもまたうどんネタですが2,012年3月にさぬき高松うどん駅の名称を使用し駅名表示にももちろん表示されております。

以前にもご紹介しました瀬戸内国際芸術祭夏会期が7月19日(金)から8月25日(日)まで開催されてます。夏休みの旅行はJRで高松にお越しください。何かの発見があるかもしれません!

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