いで湯と城と文学のまち。松山市道後温泉探訪。
突然ですが、皆さま道後温泉ってご存知でしょうか?
きっと多くの方が一度は耳にしたことがあるのではというほど有名な温泉です。
さて、なぜ道後温泉なのかと言いますと、道後温泉のある四国の愛媛県松山市にはオエステ会の一員である文具生活松山ジョープラ店と松山フライブルク店があるのです。
今日は私たちの愛すべき松山市の自慢、道後温泉の旅へと皆さまをご案内したいと思います。
道後温泉は日本最古の温泉として、その歴史は3000年とも言われています。
昔、足にケガをしたシラサギが岩間から湧出する湯を見つけ足を浸していたところ、ケガが治り元気に飛び立ってゆきました。
それを見た人々が入浴してみると疲労が回復したところから、道後温泉の始まりと伝えられています。
古くは聖徳太子が明媚な風光と良質な泉質をたたえ、温泉の碑を建立してくださったのだとか。
こうした伝説と歴史あふれる道後温泉が現在の姿になったのは、明治22年道後の初代町長に伊佐庭如矢(いさにわゆきや)が就任してからのことです。
まず、老朽化が激しい道後温泉本館を木造三層桜の壮麗な建物へと10年かけてリニューアルしました。
現在目にすることのできる姿がこの時できた道後温泉本館です。
スタジオジブリの映画「千と千尋の神隠し」に登場する「油屋」のモデルのひとつにもなったんですよ。
また彼は、道後への観光客誘致のために松山市街と道後を結ぶ鉄道を開設しました。
その頃活躍した蒸気機関車は「坊ちゃん列車」と呼ばれ、現在はそれを復元したディーゼル機関車が運行されています。
レトロな姿がかわいらしく、道後に来たら是非一度乗っておきたい乗り物です。
さて、そんな道後温泉は道後温泉本館を中心とした温泉街を形成しています。
ぐるっと一周できる小さな街ですが、歴史情緒いっぱいの旅館やホテルがいくつもあり、宿泊しながらゆっくりと楽しむことができます。
坂道や路地が多く、迷路のようなレトロな町並みを探検気分で散策できるのもワクワクポイントです。
あちらこちらに無料で利用できる足湯があり、足湯めぐりもオススメですよ。
実は…!2017年に道後温泉の改修工事が予定されており、長期間入浴できなくなりますので訪れるなら今がチャンス!なのです。
そうそう、道後といえばもうひとつ忘れてはならないのが文豪の存在です。
坊ちゃん列車の名前の由来にもなった夏目漱石の「坊ちゃん」は、道後温泉がなければもしかすると生まれていなかったかもしれません。
夏目漱石は正岡子規らとともにしばしば道後を訪れ、坊ちゃんの舞台のひとつに道後温泉を選んでいます。
そうですね…、もしその頃当店があったなら、「夏目漱石が筆記具やノートを購入しに来てくれたのかな…」なんて想像するとロマンを感じますよね。
未来の文豪さん、道後温泉ともどもお待ちしています!
【道後温泉泉質】
アルカリ性単純泉
20℃~55℃源泉(46℃供給)
効能:神経痛・リューマチ・胃腸病・皮膚病など
【道後へのアクセス】
松山空港から車で40分
JR松山駅から電車で21分
松山自動車道松山ICから車で21分
「いで湯と城と文学のまち」愛媛県松山市を中心に、高知県を合わせ3店舗展開する文房具専門店です。生まれてからおじいちゃん・おばあちゃんになるまで、地域のみなさまの人生と生活と共に歩むお店でありたいという願いを「文具生活」の名に込めました。「文房具を探している、相談したい、語りたい…」など、文房具のことならぜひ当店にお気軽にお声がけください!