堂島ってどこよ?

大阪のデルタの前田です。9月も半ばを過ぎ、漸く秋の空気が漂ってまいりました。夏から秋の空気の変わり目の静かさがどことなく人を思慮深くさせるような気がいたします。

さて、今回は地域のお話ということで、私どもがお店を構える大阪はキタのビジネス街、堂島のお話を少々。

大阪は大きくキタとミナミと分けられがちですが、実はもっとたくさん人の賑わう場所があります。天王寺、天満、京橋、十三、鶴橋、堺東や枚方などなど。それぞれの街がそれぞれの色を持って輝いている、大阪はそんな場所なのです。その中でも、デルタの旗艦店、ギフショナリー・デルタがお店を構えるのはキタのビジネス街、堂島の真ん中、堂島アバンザビルの中にございます。

堂島はキタのメインターミナル、大阪駅から徒歩7分。キタの歓楽街、北新地のあるエリアで、古くは米の会所があり、諸大名の蔵屋敷が立ち並んでいました。近年では大企業の本社があり、大阪キタのビジネス街として栄えています。そもそも堂島の地名の由来は、当社のお店のある堂島アバンザビルの北東角にある薬師堂のある島ということのようです。薬師堂は戦後、毎日新聞大阪本社の社屋拡張により、若干移転したようですが、堂島アバンザの建設にともない、現在の場所に帰ってきたようです。堂内には薬師如来像、地蔵菩薩像、弘法大師像などが安置されています。

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薬師堂は写真のような一見奇抜な外観なのですが、時間、天候、見る角度によって、その色を変える不思議な建物です。当店の万年筆用オリジナルインク、「堂島緑金」は、薬師堂の色の変化を表したインクで、書いている時とインクが紙に馴染んだ後の色の変化を楽しめるそんな不思議なインクなのです。

堂島緑金

さて、堂島薬師堂の有名なイベントに「節分お水汲み祭り」というお祭りがございます。古くからこの地で続いている「節分祭り」と10数年前に復活した「お水汲み」をひとつにしたお祭りで、「春と福」を呼ぶお祭りとして、ここ数年盛り上がりを見せています。

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お水汲み、鬼追い、龍の舞い、そして北新地のお店の女性たちが仮装をする「お化け」の練り歩き、北新地の料飲協会による振舞い酒、北新地芸妓衆による舞いの奉納などなど、2月3日は曽根崎、堂島が大変賑わいます。

大阪キタの節分祭り、是非とも一度御立ち寄りくださいませ。
(^-^)

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