YachingStyle 〜ガラス万年筆〜

こんにちは、大阪のギフショナリー・デルタの前田です。朝晩が涼しくなり、秋の気配を感じるようになりました。若かりし頃は四季の中で、夏が一番好きだったのですが、四十路も半ばとなると、夏の賑やかさよりも哀愁漂う空気感を好むようになってきた今日この頃です。(笑)

さて、今回は台湾のYachingStyle(ヤーチンスタイル)というブランドのご紹介です。YachingStyle(以下ヤーチンスタイル)は台湾のジュエリーデザイナーである、頼(ライ)さんの立ち上げたブランドで、現在は主にコンバーターを使えるガラスペンを展開しています。

頼さんと私の出会いは2018年の春でした。とある台湾人の友人から、「おもしろい筆記具がある、興味あるか?」と聞かれご紹介頂いたのがきっかけでした。「興味がある!」とお返事をすると、彼女はすぐに私にサンプルを送ってくださいました。サンプルが到着したのが私の誕生日だったので、とても嬉しかったのを覚えています。初めて筆記をしたときの驚きは、表現しきれないほどの驚きでした。それから間も無く、6月の末に彼女は来日し、一気に商談は進み、翌7月には私が訪台し、発注を決めて、昨年の9月に第一弾の当店オリジナルカラーのガラス万年筆を4種類発売しました。スノーホワイトにパールを混ぜ込んだ「雪華」と明るめのターコイズブルー「翠風」の2カラーで、ペンのシェイプは頼さんのオリジナルのストレートボディに加え、少し丸みを帯びたラウンドボディの2タイプです。

彼女のガラスペンを私たちはガラス万年筆と呼んでいます。従来のガラスペンの筆記の仕組みは、つけペンという方法で、ガラスのペン先をインクに浸して、インクをガラスの溝に吸い上げて、毛細管現象によってペン先へインクが流れ出すというのが一般的であるのですが、彼女のガラスペンは特殊な構造によって、コンバーターやカートリッジインクを使用することができる仕組みとなっており、通常のガラスペンとは比較にならないくらい長く筆記が出来るガラスペンなのです。

そして、今年の春にも台湾を訪問し、新シリーズのDainty(デインティー)の企画開発の打ち合わせをして、7月には正式に頼さんとパートナーシップを結び、私が彼女の日本における販売代理と営業活動を行うこととなりました。出会ってから約一年間、彼女とはたくさんの時間を過ごし、東京、大阪、神戸、京都、横浜、輪島(石川県)などなど日本中を飛び回って営業活動をしています。彼女のエネルギッシュさには本当に感服です。(笑)

さて、新作のデインティーですが、9月20日の発売以来、非常に人気の商品となっており、たくさんのお客様にお買い上げ頂いております。カラーは3色、ピンクをベースとした「ダリア」、オレンジベースの「バレンシア」、そしてパープルベースの「ラベンダー」です。キャップを閉めた状態では非常に可愛らしいイメージなのですが、筆記時のスタイルは非常に力強く、かつ繊細な書き心地を実現しています。

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2019年10月5日、6日の東京インターナショナルペンショーでは、ギフショナリー・デルタはヤーチンスタイルの正式パートナーとして、頼さんのブースで共にみなさまに彼女のガラス万年筆やオリジナルインクをご紹介させて頂きます。もちろんデインティーも登場しますよ。お楽しみに!

そうそう!実はデインティーには当店のオリジナルカラーの他に、友人のお店、EVIS B BOXさんのオリジナルカラー、EBスタイルもございます!マットブラックのボディに4色の金属パーツが可愛らしさだけではなく、渋さと豪華さを醸し出しています。今回、このEBスタイルも当店でも販売させて頂く予定にしております。まずは東京インターナショナルペンショーにEBスタイルをお持ちしますので、現物をどうぞお手にとってみてくださいね。

ヤーチンスタイルはこれからもどんどん進化してまいります。より良い、そしてより新しいWriting Life(筆記生活)を楽しんで頂けますように!

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