ユニバーサルデザインな文具たち

みなさまこんにちは、CrossLand周南店の村上です。
今日はユニバーサルデザインな文具に焦点を当ててご紹介してみたいと思います。

ユニバーサルデザインとは・・・

総務省では、このように定義されています。
「障がいの有無、年齢、性別、人種等に関わらず多様な人々が利用しやすいよう都市や生活環境をデザインする考え方」
あらかじめバリアが生じないように、だれでも使いやすくデザインするという意味でバリアフリーと区別されています。

身近なユニバーサルデザイン

身近なユニバーサルデザインとしてよく取り上げられるのは、
シャンプーボトルとリンスボトルですね。

洗顔中、目をつぶっていてもシャンプーとリンスの判別がつくように、
ほとんどのメーカーのシャンプーボトルには側面やプッシュ部分にきざみが施されています。
このきざみのおかげで、触るだけでシャンプーとリンスの判別がつくようになっています。

実は、文具でもユニバーサルデザインな商品が存在します。
いくつかご紹介させていただきます。

ユニバーサルデザインな文具

①KOKUYO 安心構造カッターナイフ フレーヌ

Campusノートで有名なKOKUYOから販売されているカッターナイフ、フレーヌです。

切るとき、刃を折るとき、交換するときすべての場面で
安全に使用できるようなこだわりがつまったカッターナイフとなっております。
なかでも注目は、トップスライダー構造です。
この構造のおかげで、左利きの方も刃を出した後の握り直しが不要となり、
利き手を問わずだれでも使用しやすいデザインとなっております。

②三菱鉛筆 uni-ball Signo 307

三菱鉛筆から発売されているuni-ball Signo 307、ゲルインクボールペンです。

右利きの方の筆記は「引き書き」といい、ペン先への負担も少なく、ボールもスムーズに回りますが、
左利きの方の筆記は「押し書き」と呼ばれ、通常よりかすれやすくなります。
このuni-ball Signo 307は、
紙などと同じパルプをナノサイズまで細かく解きほぐした植物由来の新素材「セルロースナノファイバー」を世界で初めて実用化した商品です。
細かく解きほぐされたゲルがペン先の細かな隙間から均一かつ滑らかに流出するため、
様々な筆記状況でも粘度が適切に変化し、筆記描線がかすれず、滑らかに筆記できるという特徴があります。
こちらも、利き手を問わず、だれでも書きやすく設計された商品といえるのではないでしょうか。

③大栗紙工 mahora

大栗紙工から発売されている、みんなに使い心地の良いノートです。

目に優しい紙の色とシンプルで使いやすい、書きやすく読みやすいノートです。
真っ白の紙だと光の反射で書きにくい、罫線以外の情報が気になって集中できないというような実際の声を反映して作らました。
写真左側は、薄い黄色の紙に細い線と太い線が交互に印刷されたノートとなっております。
書いている行の識別がしやすかったり、2行にわたって大きく字を書くことができたりとさまざまな使い方が可能です。
写真右側は、薄い紫色の紙に網掛けの帯が入ったデザインとなっております。
こちらも書いている行の識別がしやすく、罫線がない為、絵や図も自由に書き込むことができます。
お子様からお年寄りの方まで、だれでも心地よく使えるノートになっています。

まとめ

今回は、3種類の文具を紹介させていただきましたが、
ほかにもいろいろな悩みを解消した便利な文具がたくさん開発されています。

KOKUYOでは、一部の製品に限られていたユニバーサルデザインの取り組みを、
2009年7月以降は、ステーショナリー新製品において、ユニバーサルデザインのガイドラインに従って進めることを義務づけたそうです。

KOKUYOのユニバーサルデザインの商品には上記のマークがついています。
ぜひ店頭で探してみてください。

たくさんの種類がある文具ですが、
それぞれの商品の特徴にも注目して、日頃使用する文具にとことんこだわっていてはいかがでしょうか!

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