海外では青インクのボールペンが主流って本当?
こんにちは。多山文具 高松店 多山です。
暑いですね~。夏本番って感じで嬉しいけれども・・・最近暑すぎて夏バテ気味の私ですが、日々お仕事頑張ってます。 熱中症には本当に気を付けていきましょう!
ではさっそくお題の話に。
実は最近、海外に住んでいた経験のある知人に、「海外(その方はアメリカに住んでいました)って青インクのボールペンがよく使われてるよね。」と言われ衝撃が走りました。 なぜなら私もアメリカに何年か居たことしていましたが、お恥ずかしながら気付いていなかったのです・・・ 約十数年前に学生としてアメリカにおりましたが、基本、学校の授業は高校生の時の流れでシャープペンをフル活用し、ボールペンは黒・赤しか使わず、そのうえ日本から持って行ってた日本のメーカーの筆記具ばかりペンケースに入れてました。
海外の文房具は私のイメージだとオフィスで使われているモノというイメージが強く、ボールペンも1パック5本入りだったり、クリップが箱売りで売られていたりと、量が多くて使いにくい・買いにくかったと記憶しています。またその時は今のように特段文具に興味があったわけでもなかったので、文房具店に自ら行ってみようと思うこともなく過ごしていました。 クラスメートがどんな文房具を使っているとか気にすることも無く、ホテルなどに泊まった時の記憶を辿っても、部屋に常備されていたのは黒インクボールペンだったような気がしますし、日本領事館などに提出する時など、正式な書類の時には黒インクのボールペンを使っていたはずだし、そういう意味では青インクボールペンをあまり使うことなく今に至ったわけで・・・
ということで衝撃が走った私が調べてみたいと思います!!(すいません言い訳がましいことばかり言っていますが。)
調べてみたところ、場所によっては正式な文書にも青インクを使っているところもあるようで、もともと契約書など大切な書類に署名(サイン)をする際に、本物とコピーをしたものとを区別しやすくするために青インクを使用しているようです。昔は文字を書くのに万年筆がメインで使われていましたが、「月日が経っても文字が消えない・水に濡れても大丈夫」という理由からブルーブラックがよく使われていた背景も、青インクがよく使われる流れにもつながっているようです。もちろん現在は黒も使用されることも増えているみたいですが。
ではどれくらい青インクのボールペンが売れているのか気になりまして、海外にも販路を持っている日本の某筆記具メーカーさんに聞いてみたところ・・・日本で販売している本数の倍以上を海外で売り上げている青インクボールペンもあるそうです。(ただ黒インクボールペンも同じように日本より海外の方が売れているモノもあるようです。)
他の筆記具メーカーさんにも聞いてみましたが、やはり青インクが売れていると教えてくれた上で、アメリカでは油性よりゲルインクが売れていることも教えてもらいました。 ゲルインクは油性と水性のいいとこ取りのインクなので、なめらかな書き心地で耐水性も良く、かすれにくくにじみにくいのが好まれているみたいですね。
余談ですが、中国では最近万年筆が売れているようで、ちょっと前に弊店にお越しいただいた中国人のお客様もパイロット社の万年筆カクノをごっそりご購入いただいたことがありました。
結果としては黒インクも使われているけど、青インクも海外では好む方が多いことがわかりました。
ご協力いただいたメーカー様、ありがとうございました。
皆様も海外に行く際は、少し気にしてみてくださいね!!
広島市の本通商店街に位置する、本通ヒルズ店を旗艦店とし、他、県内外にその地域の特性に合わせ、それぞれ特徴のある店を4店舗展開しております。
専門性を維持しながら、新製品や話題の商品などをご提案とより良い接客でお客様にご満足いただき、「文具は多山文具で!」と言われるように地元に愛される店舗を目指しております。