日本交通株式会社代表取締役会長 川鍋一朗

6月9日金曜日 、東京シナガワグース内 ランドマークスクエアー東京にて、業界の若手経営者(アンダー40歳)が集まり三菱鉛筆株式会社の数原常務様 ご協力のもと、uni未来創新塾と題しまして、経営セミナーが開催されました。(今回が3回目の開催)
わがオエステ会からも、若手幹部、経営者6名が参加させていただきました。

このような勉強会をメーカー様が開いていただき、皆で見聞を広め、議論し、切磋琢磨しあう事はこれからの業界発展のためにとても有意義で、九州から北海道までの有力文具店約30社が約4時間という長時間でしたが熱心に議論し、懇親を深めあいました。

また、今回のセミナーの目玉の1つとして、日本交通株式会社代表取締役 会長 川鍋一朗 様の講演が行われ同世代経営者として注目される、川鍋一朗氏のお話に会場の皆 引き込まれるように聞き入っていました。

異業種での成功・失敗事例から わが業界・わが社が大いに学ぶことによって、お客様へのさらなるサービス拡大 魅力ある業界・会社・お店作りへと向かって行きたいと参加者は目を輝かせ帰路につきました。

川鍋会長のお話が非常に面白かったので以下 川鍋会長の経歴と紹介文、また参加者全員に頂いた会長おすすめの3冊の本をご紹介させて頂きます。

〈経歴〉
1970年生まれ。
日本交通株式会社代表取締役会長。
同社創業家三代目で、慶應義塾大学経済学部卒業、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了。1997年(平成9年)マッキンゼー日本支社勤務を経て、2000年家業の日本交通入社。。『タクシー王子』とよばれる。1900億円の負債を抱えていた同社を、大胆な経営改革で立て直し、現在、「全国タクシー配車」アプリを立ち上げ、近い将来、到来する自動運転化に対応するため変革に取り組んでいる。また、昨今は業界団体である一般社団法人東京ハイヤータクシー協会の会長も務め、業界の発展、変革にも力を入れている。

〈講演〉
川鍋一朗氏は祖父、父が社長を歴任してきたタクシー・ハイヤー会社、日本交通に入社した際、自社に1900億円もの赤字があることを知り、会社の建て直しを図るべく立ち上がります。しかし、会社を救うために立ち上げた子会社でも毎月1000万の赤字を出し続けるという更なる危機が訪れてしまいます。生のビジネスの現場では、川鍋氏がアメリカのケロッグ経営大学院で取得したMBAや、3年間務めたマッキンゼーのコンサルティングスキルが何の役にも立たなかったのです。「今からできることをやるしかない」と決心した川鍋氏は、ハイヤー事業の改善や交通安全プロジェクトなど、比較的に結果が出やすい取り組みを実施。小さいことから積み重ねていった結果、次第に売上は回復していきます。川鍋氏はスピーチの中で、借金返済の経験から学んだ、結果が出すことの重要性や結果を出す方法について語りました。『人は結果を出せるかしか見てないです。結果だけしか、あなたを守ってくれない。だから何とか結果を出しましょう。結果が出やすい事柄をたくさんやってください。どれか当たります。』

〈参加者にプレゼントされた本〉

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