倉敷の観光名所:大原美術館所蔵のエル・グレコの名作「受胎告知」をご紹介

こんにちは。晴れの国おかやまのうさぎやイザワです!

今回は、当社創業の街「倉敷」の観光名所である大原美術館に所蔵されている代表作についてのお話です。

みなさんは、エル・グレコという画家はご存知でしょうか。

1500年代後半から1600年代初頭にかけて活躍した、ギリシャ出身の画家です。

スペインの国立美術館であるプラド美術館にはエル・グレコの作品が多く所蔵されています。

一方、大原美術館、これはぜひ岡山県に来られた方には訪れてほしい素晴らしい美術館なのですが、日本で初めての私立の西洋美術館として名高いところです。

倉敷美観地区の核をなす存在で、その美しく威風堂々とした佇まいは倉敷市民の誇りです。

そしてエル・グレコの「受胎告知」という名画は、大原美術館のシンボルのような作品で、聖母マリアが天使ガブリエルからイエス・キリストを身ごもったことを告げられる場面を描いた宗教画です。

実はエル・グレコは「受胎告知」という主題で多くの作品を残しています。しかし日本には、エル・グレコの絵画は2作しかなく、そのひとつが「受胎告知」なのです。

宗教画にはめずらしい鮮やかな色合いの劇的な雰囲気を表現したタッチは生で見ると本当に迫力があります!

まるで落雷とガブリエルの羽ばたきの音が聞こえるような気がしませんか?

館内でも「受胎告知」の展示エリアは独特の空気感で静まり返り、絵画をみるというより私にとっては「浴びる」といった没入感があって大好きなのです。

そして実は今、この「受胎告知」は約60年ぶりの修復作業に入っており、一時展示をとりやめています。

なんと!スペインのプラド美術館から修復家を招致し、その方が昼夜一室にこもって作業をされているとか・・・!

修復作業によって、後年に本人以外の画家が加筆した部分や積年による汚れを除去することで、エル・グレコが描いた本来の透明感が鮮明に再現されるようです。

噂によると本当に美しくよみがえっているそうで・・・今から再展示が楽しみでなりません!!

https://www.instagram.com/p/DMZPDh_zzWK/?utm_source=ig_web_copy_link

もしも、岡山に行ったことはあるけど大原美術館は行ってないなーという方!それはとってももったいないです!!

私が心からお勧めします。もちろん、「受胎告知」だけでなく、モネやゴーギャン、ピカソ、マティスなどの名作も数々展示されていますし、現代美術のエリアや東洋美術の別館も。敷地内には美しく広い日本庭園まで。

クロード・モネの邸宅から株分けされた睡蓮の小池もあります。

https://www.instagram.com/p/DM9PmixJaN3/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

とにかく、半日まるまる、芸術を「浴びる」体験ができる素晴らしい美術館です。

ちなみに、、、大原美術館のお隣には、「カフェ エル・グレコ」という有名な喫茶店があって、とっても素敵な空間ですよ。

倉敷を想起させる蔦に覆われた存在感のある外観。いつも観光客の方でにぎわっています。

どうでしょう?倉敷に、大原美術館に訪れたくなったでしょうか。

おそらく10月には、エル・グレコ「受胎告知」がよみがえった姿で再展示されています。

どうぞ、倉敷へ、大原美術館へお越しください。もちろんその後には、文具専門店うさぎやへ!!

関連記事