高松の眺望をみるならここ!源平の古戦場屋島
こんにちは文具マイスターPapierの隅田です。
今回も前回に引き続き我が町のご紹介です。
高松市東部に位置する屋島を掘り下げてみたいと思います。
屋島は元来、南北5㎞東西3㎞のまさに島でその形は屋根のかたちをしており名の由来となっております。近年の塩田開発と埋め立てで今は陸続きとなっております。その歴史を紐解くと663年に山頂に屋嶋城が築かれ、1185年に源平合戦の屋島の戦いがあった古戦場です。その際、那須与一によって扇の的に矢を射ったことでも有名です。
屋島観光の最初はまずドライブウェイに入ると四国村があります。
四国村には四国各地から古い民家を移築復元し、自然あふれる敷地に祖谷のかずら橋や小豆島の農村歌舞伎舞台や多くの旧家を楽しむことができます。散策時間はゆったり見て回るには2時間ほど掛かりますが、お急ぎの方はポイントを押さえて回わられたらいいと思います。その入口には「うどんのわら家」がありいりこだしをベースにしたダシに釜揚げうどんを堪能していただけます。土日に行くときは並ぶことも覚悟しておいてください。
江戸時代の茅葺き農家を移築した「うどんのわら家」
以前は屋島山頂に行くには、徒歩、車、ケーブルカーがありましたが、残念ながら今ケーブルカーは廃線になりました。屋島山頂に着くとまず屋島寺があります。
屋島寺は四国八十八ヶ所霊場の第84番札所で天平勝宝(750年頃)に鑑真和尚によって開創されました。本堂、梵鐘などは国の重要文化財となっております。結願寺の大窪寺まで残り4つの寺となったお遍路さんの姿も見られますよ。
屋島寺につづき遊歩道を歩いていくと眼下に瀬戸内海、高松市街の眺望が広がります。
撮影時に小雪が舞い、いい画像でなくスミマセン。
ここからは高松市沖にある女木島(鬼が島として有名)、五色台、瀬戸大橋、岡山方面の景色が一望でき、瓦投げを楽しむ方や、名物のいいだこのおでんを堪能する方々もいらっしゃいます。
その先、最後のポイントは新屋島水族館です。標高約300mの山上にある日本でも珍しい水族館です。
1969年に開館し、途中一旦閉園しましたが、50年の歴史を有する高松唯一の水族館です。規模は大きくはありませんが、マナティーなど貴重な生き物が飼育され、高松市民に親しまれている水族館です。
屋島は高松市の観光資源として重要な位置づけをされておりますが、近年観光客離れが進み、山上にあった旅館、ホテル等も減りつつあります。高松市では屋島の観光資源としての活性化を図り、昔の賑わいのある屋島の復活を目指しております。山上での野外コンサートもそのひとつです。私は屋島山上からの眺望は絶品だと信じております。風光明媚な瀬戸内海を眺めるだけで、心が安らぐ気がします。高松にお出かけの際は是非一度屋島に立ち寄られてと思います。
文化の風かおり 光かがやく 瀬戸の都・高松の郊外レインボーロードにロードサイド店として2000年オープン。年齢を問わず幅広いお客様のニーズに応えられる文具専門店を目指しております。是非、一度お立寄りいただき、お客様のシーンにピッタリの文房具をお探しください。