ミイラ取りがミイラになる事例

普段店頭ではなく事務所でのデスクワークが多いので特別知識があるわけではありませんが、
使っていて好きな筆記具メーカーのひとつ「デルタ」について書いてみたいと思います。

我社では3年前から「ペンコレクション」という筆記具のイベントを年に1回行っています。
ここでは書くもの(筆記具)、書かれるもの(紙製品)、インク、まとうもの(ペンケース、ペンシースなど)を集め、
またこれらに関わる楽しいイベントもたくさん催しています。

店舗側の人間はイベント当日、会場に数日間ずっと居るので自然と1日中商品が目に入るわけですが、
環境って怖いものでだんだん気になる商品が現われ、空いた時間に試したりなんかして、
3日もすればもう包んでもらって取り置き状態・・・。
(お客様に説明していると自分も欲しくなってしまうパターン。・・・よくあります。)

私がそうして手に入れてしまったのは、デルタの万年筆「ビンテージ」です。
黒のキャップには細かなラメが散りばめられていて、鮮やかなブルーの胴軸とのコントラストが美しい1本です。
万年筆を買ったら好きなインクを使いたい!と思うものですが、この万年筆、
ヨーロッパタイプのミニカートリッジしか使えない・・・。
3年前はそれでもいいや。と納得していました。

ところが昨年某文具専門店(岡山店)のペンマニアMくんに、このコンバーターが使えますよ、と
カヴェコのミニコンバーターを紹介してもらい、晴れて好きなインクを入れられることになりました。
何気ない会話から新しい万年筆の楽しさが広がったのです。

次のペンコレクションに来てくださる皆様にも新しい発見や筆記具の楽しさの輪が広がるといいな、と思います。

うさぎや 源野

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