文房具豆知識~消しゴム
よく書き間違いをする私の必需品は消しゴムです。
消しゴムは、いつごろから作られたものかご存知ですか?
消しゴムは、1772年にイギリスで天然ゴムを材料とした消しゴムが誕生しました。
消しゴムが出来る前はなんと小麦パンで鉛筆の文字を消していたそうです。
日本では明治初期に消しゴムに近いものが作られ、大正時代に消しゴムが本格的に作られるようになりました。
そして昭和3年(1927年)に日本製製図用消しゴム第一号が完成しました。
それまでは、日本製の消しゴムは質があまり良くなく、ほとんど輸入に頼っていたそうですが1959年に日本で世界のどの国よりも早く「プラスチック消しゴム」が発売されました。日本の技術力と、よりよいものを作ろうとする日本人の気質の表れですね。
消しゴムといえば、トンボ鉛筆の「MONO 消しゴム」を真っ先に思い浮かべる方も多いと思います。「MONO」とは、唯一の、無類の、という意味があるそうですよ。
MONO消しゴムのスリーブ(紙のケース)の角がカットされていることお気付きの方もおられるかと思いますが、これは強い力で消しゴムを押し当て文字を消した場合でも消しゴム本体の角がスリーブに食いこむ事を防ぐ為だそうです。細かいところまでしっかりと考えて作られているのですね。
また側面の「日本字消工業会 クリーン」のところに記載されている「01」や「11」の数字は製造者番号を示しているので、これ見ればどのメーカーが作っているのかが解るそうです。
字を消すばかりが消しゴムではありません。
私が子供のころもキン肉マン消しゴム、通称「キン消し」が流行っていましたが、今では色々なものが消しゴムとなっていて、そのクオリティーといったら驚きのすごさです。
このような消しゴムを収集されている方も多いようです。
消し屑がまとまって捨てやすい消しゴム、ノートの一行だけを消せる消しゴム
黒い消しゴム、見て楽しむ消しゴムなどなど、進化をし続ける消しゴム。
是非、文房具店へ行って、あなたのお気に入りの消しゴムを見つけてくださいね。
1958年創業で、雄大な桜島のある、南国の鹿児島市を中心に4店舗の文具専門店を運営しています。卸本町店では、870㎡の売り場で、文具と生活雑貨を取り揃え、見て、触って、選べる、楽しい店舗となっております。経営理念として、お客様に喜ばれる仕事を通して、お客様に満足と安心を提供し、地域社会に貢献します。