朝の文房具と文房具妄想のはなし。
こんにちは。
スティロプリュス博多店の下村です。今日は一日の中でも自分がどんな文房具に囲まれて朝時間を過ごしているのかという事と、頭の中の文房具妄想の世界をレポートしてみようと思います。
7:00 起床
まず向かう先はトイレです。我が家のトイレには新日本カレンダーの月の日めくりカレンダーがあります。寝ぼけて座ると丁度目の前に飛び込んできます。なのでここで今日がどんな日なのかをチェックします。季節の食材や24節気など、毎日なんとなく感じているつもりの季節も、そろそろカエルが鳴きはじめますとか、つくしが芽を出す頃ですとか、そんな事を毎日教えてくれます。月の日めくりカレンダーはその日に見えるお月様がわかりやすくて、晴れている日なんかだと帰宅時間がちょっと楽しみになります。(まだ働いてもないのに・・・)
8:30 出勤
毎朝電車で通勤しているんですが、車内では今日一日のTODOをチェックしたり、やりたい事・忘れないようにしたい事・ちょっと先の旅の楽しみなんかを手帳を見ながらチェック。持ち歩きやすいほぼ日WEEKSは万年筆で書いても裏抜けしにくいトモエリバー紙で使い始めて3年になります。最近はアンティークのくまの表紙に合わせて万年筆のインクをスティロ限定の「Chouette!」にしております。使って頂く方に寄り添い、優しく包みこんでくれるようなブラウンを作りたくて考えたインクなんですが、(ムフフ・・・格別にかわいいじゃないかキミ・・)と手帳を見る度に思う親バカな出勤タイムです。
9:30~ 勤務中
仕事中に使うのはラミーのサファリ2016年限定サファリ・パープルとウォーターマンのエキスパート・トープです。他にも用途に合わせて色々使うんですが、ラミーのカジュアルな親近感とウォーターマンのトープが持つ凛とした品格は自分の中に持っていたい人間像の様な気がしています。
こうして考えると朝だけでもなかなか文房具に囲まれておりますね。生活に無くてはならない物という事を改めて感じます。
さて話は変わり・・・私はよく文具を眺めながら頭の中で妄想しているんですが
最近の妄想テーマはどの便箋にどのインクを合わせたらもっとかわいくなるか・・・という事です。メロンパンの便箋にはメロンソーダのようなちょっと身体に悪そうな明るい緑を。魚の便箋には深海のような深い青。世に出ているインクと便箋を考えると無限の組み合わせです。そうすると今度は逆にこのインクを使いたいから理想の便箋を探そうってなってきたりして・・・もう大変です。しかし想像してみて頂きたいのです。かき氷のイラストが描いてある便箋にいちごシロップのようなインクで文字が書いてあるのと、まっ黒なインクで書いてあるものの違い。
あれれ?奇抜だけどなんだかちょっとおもいしろいな。
もちろんシチュエーションとお好みにもよるとは思うんですが、手紙って相手が見えないからこそ色や文字や紙の質感、文香をしのばせて香りを届けたり。伝われ~ぃ!!って受け取った人の気持ちを想像しながら書いていくものです。
使っているモノの高い安いではなくて、書き方とかマナーとかも一旦置いておいて、このインクの色はあの人が好きそうだ。あの人は花が好きだったからこのレターセットで送ろうとか、今きっと大変な時だから優しい気持ちになれる様に少し丸い字で書いてみようかなとか、そんな気持ちの方がずっと大切なような気がしています。
【スティロプリュス博多店】
〒812-0012福岡市博多区博多駅中央街9-1 KITTE博多 博多マルイ6F
AM10:00~PM9:00,電話092-577-1400,http://www.styloplus.jp/
1883年創業。長崎の本店は、全7フロアで高級万年筆から専門画材まで約5万点を幅広く取り揃えています。1階には地元のイイモノを揃えた「長崎マルシェJimo」ストアあり。オリジナル商品「長崎美景」「カラーバーインク」はオンラインストアで購入可(2019年5月現在5店舗)