法律家の為に…生まれた万年筆
こんにちは、本日ブログ担当をさせて頂くナガサワ文具センターの浜口です。
年の瀬も迫り今年も残すところ今日を入れて後4日となりました。
文房具店では、年末のダイアリー・カレンダーやお子様のX’Masプレゼントにカードやラッピング用品の調達や
X’masプレゼントに文房具をご購入頂いたりと1年間で一番忙しい週末を終えこのブログを投稿させて頂いています。
本日は、万年筆への想いを教えて頂いたペン先職人が開発した万年筆をご紹介させて頂きます。
この万年筆と最初に出会ったのは、もう8年ぐらい前になるでしょうか?
最初にこの万年筆を持った時に「えっ?」何?このペン先に重心が掛かった万年筆は・・・?
重さも普通の万年筆よりバランスが良くこの前傾にかかる自重は何?何?と驚愕しました。
どうして…このペンを開発されたのか?伺って見る事にしました。
開発のペンドクター曰く 司法書士の試験を受験される方は、大量の文字を書かかれるので出来る限り無加重で書ける
ペンを開発するにはどのようにすれば良いか?
検討した結果、前傾に重心を置く事で万年筆の自重で長時間の筆記をしても軽く書ける万年筆が誕生したと開発秘話を
お教え頂きました。
試験に使う専用の万年筆を開発されていると伺い 早速、購入して自分でも使ってみる事にしました。
私自身は、万年筆で出来る限る細い文字を書く事を目的として数々の先生にご無理を申し上げ
ペン先の調整各社のペンドクターの方々にお願いして参りました。
万年筆は、普段書きに使ってこそ「万年筆」だと強い願望からそう想い込んでいました。
浅はかな知識だったと反省いたしました。
8年間使ったSailor万年筆FLをオーバーホールに出し先日手元に戻って来ました。
まるで子供と久し振りに再開したような気持ちになりました。
戻ってきたSailor万年筆FLに早速インクを吸入して新しく生まれ変わったペン先にインクを注入しました。
試筆させて頂いたのは、10年来愛用しているLOLTY ノートA5に早速書いてみる事にいたしました。
万年筆とNOLTY ノートの相性は、抜群でKOBE INK 物語の新色 「六甲フォレストブルー」を注入して相性を試してみました。
なんと・・・書きやすい!
NOLTY notebookのHPを調べて見ると・・・・
オリジナル専用用紙の中から230種類のサンプルよりテストを実施して最も書き味の良いものを選ばれたとあります。
この用紙は、ボールペン、シャープ、万年筆と様々な筆記具に適して用紙に仕上がっています。
勿論、言うまでもなく愛用の能率手帳GOLDとの相性も抜群で
来年は、この万年筆を久しぶりに主力で使ってみようと考えています。
一般文具から画材まで取り扱う三宮本店のほか、万年筆やオリジナル品を中心とするNAGASAWA各店、学童用品が揃う地域密着型の店舗など、明治15(1882)年の創業以来、文房具専門店として神戸を中心に特徴ある店舗展開をしています。
近年ではオリジナル文房具の製作も行っており、神戸の風景を色で表現した万年筆インク【KobeINK物語】をはじめ、万年筆や神戸モチーフの雑貨なども数多くご提案しています。
(2021年2月時点 全7店舗)