ボールペンも脱プラスチック!新素材「ライメックス(LIMEX)」を使ったボールペンとスーパーカー消しゴムの関係とは!
脱プラスチックの動きは食品業界だけではありません!文具業界では紙やプラスチックの代替品とされる、石灰石を主原料とした新素材「ライメックス(LIMEX)」が注目されています!
ネーミングだけでもかなりカッコいいですね…!
そしてそのライメックスを利用して作られたのがコチラ!
ジャジャーン!「なんだ、ただの白いボールペンか」となったそこのアナタ!画像の左上に注目ですよ!ちゃんとライメックスを使って作られているのです…!
▼ちょっとここで、ライメックスに関してお勉強
LIMEX(ライメックス)とは、炭酸カルシウムを50%以上含む、無機フィラー分散系のプラスチック複合材料であり、紙やプラスチックの代替になると日本発の新素材と主張しているが、プラスチックの一種である。
[特徴]
*地球上の貴重な資源である木や水を使うことなく紙を製造可能。
*通常紙1トン生産する場合、樹木を約20本、水を約100トン使うが、LIMEXは原料に木や水を使用せず、石灰石0.6~0.8 トンとポリプロピレンなどのポリオレフィン約 0.2~0.4 トンから LIMEX の紙代替 1 トンを生産可能
*従来の原料が石油由来樹脂 100%なのに対し、石灰石を使用するため、石油由来樹脂の使用量を容積比で半分程度に削減可能
*LIMEX の印刷物等のリサイクル材から、LIMEX 製のプラスチック成型品を作れ、環境負荷軽減に貢献できる。
という事で少し難しいですが、簡単にまとめると…
1.木とか水じゃなくて石灰石から作った、紙やプラスチックの代わりの素材だよ!
2.世界中いたるところで手に入る素材だよ!もちろん国内にもゴロゴロ原料あるよ!
3.リサイクルもかなり簡単で安く出来るよ!
という事です!いやーすごい素材ですねー!これから身の回りの様々なものがライメックスになっていくかも知れません!
そして文具のプロ?としてもう一つ注目したのは、このボールペンの形状です!
ある年齢以上の方はお気づきかと思いますが…
ジャジャーーン!あのBOXY(ボクシィ)ボールペンの形なのです!
▼知らない方のためにちょっと解説
1980年代、ヤング向け文房具ブランドとして人気を集めたBOXY。その中でも一番の人気はノック式のボールペンでした。スーパーカーとガチャガチャのブームにより、当時の小学生にとっては筆記用具ではなく、カー消しを弾く為の遊び道具として重宝がられました。
という事で、昔は車の形をした消しゴムを教室の机の上で弾いて遊ぶのに大活躍していた、伝説のペンなのですー…感慨深い!
最先端と古き良き時代がミックスされた、文具好きとしてはたまらない商品なのです!
表面のマットな質感や重さなど、ペンとしてデイリーユースにはもってこい!そして200円は安すぎませんか、三菱鉛筆さん!
それでは、ぶんぶん堂の木村でした!

ぶんぶん堂は1995年にオープンした山陰地方最大の文具専門店です。驚き、喜び、閃きを見つけられる“ステーショナリーサーカス”というコンセプトのもと日々営業しています。また広い店内には専門的なニーズに応える豊富な品揃えと、海外のユニークな商品が並び、地域のお客様を楽しませています。