785段の階段登ってみませんか?

こんにちは、文具生活の隅田です。
秋本番の休日には行楽地にお出かけになられる方も多く、またこれからの紅葉のシーズンも近づいて、とてもいい季節になったことを実感する今日この頃です。
以前のブログでは瀬戸芸の秋会期の予定をご紹介しましたが、残すところ11月6日(日)まであと少しとなりました。3年に1度の1大イベントです。是非、足を運んでいただけたらと思います。
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さて今回は瀬戸芸ではなく、香川の定番スポットである「こんぴらさん」をご紹介します。正式には金刀比羅宮(ことひらぐう)ですが、「こんぴらさん」の愛称で親しまれ、海上交通の守り神として信仰され、昔から海事関係者の崇拝を集めております。また五穀豊穣、商売繁盛などのご利益があるとされております。江戸時代の昔より、庶民にはお伊勢詣りとともにこんぴら詣りは許された旅として親しまれました。
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表参道。ここからスタートです。
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785段の最初の1段です

こんぴらさんといえば、階段の数が有名ですが、多くの方が参る本宮までが785段、その先奥の院までが1368段とされております。実は本宮までの階段は実際には786段あるのですが、手水舎の手前で道が1段下がっています。上がる階段786段、下がる階段1段で786-1=785段となり、一説によると「な・や・む」の語呂を忌み嫌い1段下げて785段にしたと云われております。本宮までの高低差約180m、往復距離約3km、往復所要時間約1時間です。
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365段の大門をくぐったら「五人百姓」呼ばれる人たちだけが神聖な場所で商売を許された加美代飴(べっこう飴)を売る姿が目に入ります。定番のお土産です。付属の小づちで割って食べる飴ですので、是非ご賞味ください。大門でちょうど一服されてから後半のスタートです。
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今治造船によって奉納された直径6m、重さ19.2tの黄金のスクリュー
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628段を上ると旭社があります。1837年に建立されたお社です。ここを本宮と勘違いされ、お参りして帰ったということもあったそうですが、ここまで来ればあと一息です。旭社は本宮参拝後、帰路でお参りします。ここから先、本宮までの間に785段のいわれとなった唯一の下り階段があります。
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ここが最後の難所の133段の階段です。私も何度も本宮まで行きましたが、この階段の登るコツは上を見ないことかと思います。ただひたすら1段1段だけを見つめ登らないと、とても距離と疲労感を感じてしまいます。
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本宮広場からの眺望です。讃岐平野が一望でき、うっすらと讃岐富士と呼ばれる飯野山も見えますね。撮影時はうっすら霞んでわかりにくいですが、はるか彼方には瀬戸大橋も見ることができます。ここで本宮にご参拝。二礼二拍手一礼をもってお参りすればこれにて終了です。体力に自信があり健脚であればここからさらに奥の院を目指してもいいですね。
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最後にお守りなどを買われてはいかがでしょう。ここでは「幸福の黄色いお守り」が社務所にあります。黄色に金色で金の文字、シンプルですがかわいいお守りです。健康と幸せを祈る肌守りですので、身の周りの近いところにあればご利益を受けられますよ。
下山をされたら、こんぴら歌舞伎芝居の行われる金丸座、地酒の金陵の歴史や昔ながらの製造技法などを紹介する金陵の郷など周辺にも有名な観光スポットがあります。
今回、こんぴらさんをご紹介しましたが、香川にはまだまだたくさんの「みどころ」がありますので、またの機会にご紹介しますので、是非また、おいでまい!

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