オエステ会in名古屋 パイロットインキ工場見学
こんにちは、文具マイスターパピアの隅田です。今回は10月24日から25日に開催されましたオエステ会in名古屋の話題です。
オエステ会は1年にオエステ会会員の所在地で2回、東京で1回の計3回開催されております。今回は初の会員以外の地、名古屋での開催となりました。12社とオブザーバーを含み総勢約40名の大人数で13時に現地集合し13時30分より19時近くまで5時間に渡る会議に熱い討論がなされました。議題の中心はずばりオエステ会10周年。
時が経つのは早いものでお客様のご支持によって今まで継続させていただき、是非これからもご支持をいただけるモノづくりを続けていくために多くの商品開発の議題が出され、今後の方向性を導き出すことができました。まだ公表の段階ではございませんので、乞うご期待ということにさせていただきます。
翌日は工場見学ということで三重県津市にありますパイロットインキ津工場に訪問させていただきました。以前には大阪にあります不易糊工業の工場見学させていただいた事があり、今回で2回目のメーカー工場訪問となりました。モノづくりの原点は工場にあります。普段、完成品の販売で商品と接しておりますが、半製品から完成品への工程をみることで1つの商品製造に多くの人の手を介して作られる過程を見ることができました。
パイロットインキ津工場の主力製造商品はフリクションボール、パーマネントマーカー、またパイロットインキの温度、紫外線などによって変化するインキを使用しての玩具、雑貨商品などが製造されております。
まずはパーマネントマーカーの製造工程から見学。工場内の写真撮影はNGですので画像はありませんが、見た範囲をお伝えします。すべての製造工程は製造から梱包までオートメーション、製造ラインの色替えで人の手が加わりますがあっという間に多くのパーマネントマーカーが出来上がっていきます。箱への詰め込みは海外向け輸出が多いため12本(1ダース)単位で行われております。工場は24時間体制でフル稼働。世界各国で消費されるパイロット製品の数量に驚きを感じました。
続いて別棟のフリクションボールの工程へ。まずは替芯へのインキ注入工程。円形の型に次々と芯にインキが注入されその円盤上に多くの芯が出来上がり、それを型から外す工員の神わざに驚き。一見簡単そうに見えたのですが、そこは熟練の技だそうです。さすがにフリクションボールはパイロット製品の主力であるため、製造機器を刷新導入され量産に対応しているそうです。次にボールペン先端部分の工程、フリクションスリムの工程、外国仕様の製品(見たことがない商品です)などの工程を見てまわりました。どの工場でもそうだと思いますが、ボールペン1本の商品に時間と手間とメーカーの思いが詰まっていることを感じました。
最後に工場にあったポスターのご紹介です。
写真撮りが悪く申し訳ございません。2枚とも歴史を感じるポスターです。2枚めのインキのポスターは戦前のもので20銭という価格表示されております。ここにもパイロット製品が古くからお客様にご愛顧頂いている一端を見ることができました。工場見学でただ商品を作るだけではなく思いを伝えるため作られることを感じる1日を送ることができました。
文化の風かおり 光かがやく 瀬戸の都・高松の郊外レインボーロードにロードサイド店として2000年オープン。年齢を問わず幅広いお客様のニーズに応えられる文具専門店を目指しております。是非、一度お立寄りいただき、お客様のシーンにピッタリの文房具をお探しください。