長崎っ子の血が騒ぐ!長崎くんち「小屋入り」
みなさんこんにちは。長崎の石丸文行堂の西田です。
今日から6月。梅雨ももうすぐになりました。が、長崎っ子の6月1日は特別です!
10月に催される「長崎くんち」のスタートを知らせる「小屋入り」の日なのです。
①「長崎くんち」「小屋入り」とは?
「長崎くんち」とは長崎の氏神である諏訪神社の秋季大祭で400年以上の歴史を誇り国の重要無形民族文化財に指定されています。
10月7・8・9日の3日間催されその年の踊町(おどりちょう)が奉納踊りを神前や街中で披露します。
「小屋入り」は6月1日にその年に奉納踊を出す踊町の世話役や出演者が諏訪・八坂の両神社神前で清祓いを受けて、
大役の無事達成を祈願する大切な日です。
この日を境に演し物の稽古に入り10月までの5か月間毎日練習の日々に突入します。
街中もくんちモードに突入です。
②今年は7年に1度の踊町。「東濵町」
奉納踊りを披露する踊町は、長崎市内の旧町77町を7つに区分し7年に1度の役回りで巡るようになっています。
今年はなんとその踊町にあたりますので街中が賑やかになります。毎日夕刻になると笛や太鼓の「シャギリ」が響いてきて祭り心が盛り立てられます。
③「傘鉾」「竜宮船」
東濵町の奉納踊りは「傘鉾」「竜宮船」です。
傘鉾(かさぼこ)は巨大な蛤から吹き上げる潮の上に浮かぶ、蜃気楼の楼閣「竜宮城」が飾られています。
重さ120kgを一人で担ぎます。専門の担ぎ手職人さんたちの技が光ります。
竜宮船は1974年にカッパ絵で有名な長崎出身の漫画家 故清水 崑氏によるデザインによるものです。
丸みを帯びた白龍は女性的でもあり美しさと勇壮さを兼ね供えています。
そしてそして重大ニュースが!!!
弊社の専務取締役が竜宮船を操る根曳(ねびき)として初参加します!!
髪も短く刈り上げ「くんちモード」に突入し気合が入っていますよ~
あたたかい応援をよろしくお願いいたします!
これからの5か月間、参加する方も影でサポートする方も本当に大変な日々ですが、
伝統を守り次世代に伝える使命感を持ちながら励みます。
すべては、3日間の奉納を終えて町に戻り最後は町の人々と共に歓喜する瞬間のために。
長崎を訪れる予定の皆さん。夕刻になると街のどこかからシャギリの音が響いてきますので
ちょっと覗いてみませんか。長崎っ子の心意気を垣間見れる絶好の機会ですよ。
異国情緒あふれる街「長崎」。和洋折衷の文化を探しに訪れてみませんか?
1883年創業。長崎の本店は、全7フロアで高級万年筆から専門画材まで約5万点を幅広く取り揃えています。1階には地元のイイモノを揃えた「長崎マルシェJimo」ストアあり。オリジナル商品「長崎美景」「カラーバーインク」はオンラインストアで購入可(2019年5月現在5店舗)