鹿児島県民にした親しまれた五石橋を保存した公園

鹿児島には、かつて鹿児島市内を流れる甲突川に県民に親しまれる5つの石橋がありました。
石橋は江戸時代末期に城下整備の一環として熊本の(当時は肥後)の名石工岩永三五郎によって架橋が実現した歴史的所産です。
しかし平成5年の8月16日の集中豪雨の洪水により五石橋のうち2つの石橋が流されてしまいました。
残った3つに石橋は貴重な文化遺産を後世に残すため、河川改修に合わせて移設して保存しようということとなり、
石橋の調査解体、復元と慎重に進め、石橋3橋が一体となった公園が平成12年に開園しました。

この公園には、西田橋、高麗橋と玉江橋の3つが移設され石橋の歴史や技術などを伝える記念館と併設しています。
この公園の近くには、桜島フェリーのりばや水族館も近くにあり観光するには絶好の場所にあります。

公園駐車場から橋へ向かうと記念館が見えてきます。記念館は入場料は無料です。1階に常設展示室があり、2階はガイダンスホールがあります。
1階の展示室では、石橋の歴史や技術が学べるようになっており橋の基礎や橋を作る過程のジオラマがありたのしく学ぶことができるようになっています。

2階のガイダンスホールでは、橋の移設についての資料やパソコンで石橋に関するデータや映像を検索して見ることができます。

記念館のすぐ隣にある石橋が「西田橋」です。この橋は江戸時代には参勤交代の際に通ったそうで、城下の玄関口として藩の威光を誇示した橋でした。他の橋に比べて特に大きく立派な橋です。
移設後は、橋の下に人口の川が流れていて夏になると水遊びをする子供たちの姿を多く見かけます。

移設したあと二つの橋が「高麗橋」と「玉江橋」です。下の写真は高麗橋です。
高麗橋は上流側の水切石が垂直に近い勾配で立ち上がっている独特の形状をしています。

当時橋が架かっていた両岸は加治屋町と高麗町があり明治維新の志士たちが多く輩出されていて西郷隆盛さんや大久保利通さんなども頻繁の通っていたかもしれませんね。

夏休みの宿題として、石橋公園でのスケッチが提出できるため、先日私も娘とスケッチをするため訪れました。
このように、石橋の保存の目的だけでなく市民の憩いの場所としても親しまれている石橋公園。
もし鹿児島に来られた際は、この公園にも立ち寄ってみてください。

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